2.海氷を測る  衛星から

 

 衛星データから計算された冬期の平均海氷漂流速度

 

 

 今から30年前までは船か航 空機で行く範囲でしか地球上の海氷分布はわからなかった。それが人工衛星に積んだマイクロ波放射計(マイクロ波は雲を突き抜ける)により、昼夜・天候に関わらず日々の海氷分布が知ることができるようになった。現在ではSSM/I(Special Sensor Microwave Imager)によって、毎日25kmの分解能で全球の海氷密接度がわかる。さらに、SSM/Iデータからは、海氷の種類(新生氷か1年氷か)もある程度識別できるという研究や海氷の漂流ベクトルも導出できる。

 

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