低温研ニュース

2002年2月 No.13

Pinpon ピンポン球(55万個)を用いた宮の森スキー競技場での雪崩実験:雪崩の 内部構造と流動機構の解明は、地球科学、防災科学の発展に大きな意義を持つ が、自然条件下での雪崩観測は多くの制約を伴う。そこでスキー競技用ジャン プ台を雪崩実験斜面として利用し、最大65万個のピンポン球を流下させる実験 を行なった。雪崩を「粒子の集団が重力の作用のもと、空気や底面それに粒子 間で相互作用しながら流れ下る現象」のひとつとしてとらえたアプローチであ る。ピンポン球は空気中で重力落下する終速度が小さいため、短時間で空気抵 抗とバランスした定常状態に到達することができる。相似則からは本実験が、 50m/sで4km以上流れ下った大規模な煙り型雪崩に匹敵することが導かれる。 (解説:西村浩一,写真撮影・提供:阿部幹雄)

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