大気陸面相互作用分野 低温研 Home

西シベリア 〈湿原CO2・メタンフラックス〉

舗装道路を外れて湿原までの道のりは大変です。雨の後は車高の高い車もここまで埋まっていしまいます。 木をタイヤの下に入れて車を動かします。 8輪駆動車はそんな悪路に大活躍です。
湿原に設置した自動開閉チャンバー。 自動開閉チャンバー。CO2とメタンのフラックスを連続観測します。 合計6個のチャンバーで順々に観測します。
電源は太陽光発電を使っています。白いテントの中に計測やコントロールシステム一式を設置しています。 別な湿原でも同じ観測をしています。一見してわかるように植生がかなりまばらです。 様々な環境が違うため、発生するメタンの量も全く異なります。 地表面のミズゴケの下には夏まで氷が残ります。
ミズゴケのハンモック部分ではPineの低木が生育しています。 ハンモックでは低木がありますが、それ以外の場所の植生の少ないこと。。。 植生の違いもメタンフラックスの分布に重要です。