大気陸面相互作用分野 低温研 Home

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陸域における大気−植生−雪氷の3圏相互作用

地球上の寒冷陸域においては、森林などの植生圏や積雪・凍土などの雪氷圏と大気圏の間での熱・水・物質の循環が、気候や植生・雪氷の状態を強く支配しています。私達は、それらの循環の強さや様式が実際にどうなっているのかをとらえ、またそれがどんな要因によって決定され、さらに今後どう変化して行くのかを知るために、気象・水文・生態にまたがり、野外観測や数値シミュレーションなどを併用した多角的な研究を行います。その中から、最近特に力を入れている研究をスナップショットでご紹介します。陸面による大気冷却の基礎プロセスである地形効果や乱流過程、またそれらに対する森林の影響などを調べています。

係留気球観測

係留気球を用いた夜間冷却過程の観測 (日本で最も寒い母子里盆地とそのすぐ北に隣接する泉盆地で同時観測を行いました)

森林群落内外における乱流の空間構造

森林群落内外における乱流の空間構造 (数値シミュレーションや観測) 動画はこちら

長沼町での乱流観測の様子

水平一様な地表面直上における乱流の水平構造の観測 (北海道ならではの観測です)

防雪林機能の観測

防風・防雪林の機能 (周辺風速はどの程度低減するのか? 地吹雪の軽減効果は? 周辺微気候への影響は?)