◆過去のゼミ記録


平成29年度のゼミ担当者スケジュール


4/24(月) (諸連絡) 9/ 8(金) 簗場大将
5/ 9(火) 簗場大将 10/16(月) 曽根敏雄
5/16(火) 曽根敏雄 10/23(月) 石井吉之
5/29(月) 石井吉之  
6/12(月) 簗場大将  
6/19(月) 曽根敏雄  
6/26(月) 石井吉之  
7/10(月) 簗場大将  


平成29年度の水文気象ゼミの要旨


 日  時 第8回 平成29年 9月 8日(月)10:30〜12:00
 場  所 新研究棟2階、N201室
 演  者 簗場大将
 演  題 融雪期における土壌乾湿状態の変動と河川流量の関係
 要  旨   融雪期は一年でも特に土壌が湿潤であるが、観測の難しさのため土壌乾湿状態に関する研究例は少ない。そこで、本研究では母子里に設置された大型積雪ライシメータのデータから土壌雨量指数を計算し、土壌乾湿状態を評価した。それに加えて、土壌乾湿状態と河川流量の関係を調べたところ、土壌乾湿状態は流量に大きく寄与することが分かった。

 日  時 第7回 平成29年 7月10日(月)10:30〜12:00
 場  所 新研究棟2階、N201室
 演  者 簗場大将
 演  題 災害危険度指標を用いた融雪期の乾湿状態の判定
 要  旨   融雪期の土壌は湿潤であるといわれているが、この時期に相対的な乾湿状態や災害危険度を判定した例は少ない。そこで、積雪ライシメータのデータを流入量とし、気象庁の災害危険度指標(土壌雨量指数・流域雨量指数)を用いて、融雪期の乾湿状態・災害危険度を判定した。

 日  時 第6回 平成29年 6月26日(月)10:30〜12:00
 場  所 新研究棟2階、N201室
 演  者 石井吉之
 演  題 積雪ブロック法による散水実験
 要  旨   ROS(rain-on-snow)イベント時における積雪底面流出の流出特性と積雪内浸透水の挙動を知るために、2016年4月に続き2017年4月にも散水実験を行った。自然状態では底面流出が出現しなかったので、積雪ブロック法による散水実験も行った。その時の結果について報告する。

 日  時 第5回 平成29年 6月19日(月)10:30〜12:00
 場  所 新研究棟2階、N201室
 演  者 曽根敏雄
 演  題 多深度地温測定装置を用いた凍結深観測
 要  旨   測定点数が増えてもケーブルが太くならない方式の温度センサーを用いて多深度の地温を測定する装置を作成した。十勝・釧路地方の小学校2校において、小径のボーリング孔にセンサーを挿入し地温を測定することで、土壌凍結深の連続観測を試みた。現場での凍結深度棒による土壌凍結深観測の結果と比較した。

 日  時 第4回 平成29年 6月12日(月)10:30〜12:00
 場  所 新研究棟2階、N201室
 演  者 簗場大将
 演  題 Snowmelt runoff and soil moisture dynamics on steep subalpine hillslope
 要  旨  by S. Kampf, J. Markus, J. Heath and C. Moore
 Hydrological Processes, 29, 712-723, 2015

 急斜面における融雪水の流出経路は、観測の難しさのためにいまだ不明な点が多い。そこで、斜面で積雪深・土壌水分・河川流量を連続観測し、現地観測の結果と合わせて流出経路を求めた。その結果、斜面下方ほど体積含水率が増加することから、急斜面では地中水で卓越すると分かった。また、一部で地中水が漏出することによって土壌が飽和し、地表流が発生していることも分かった。

 日  時 第3回 平成29年 5月29日(月)10:30〜12:00
 場  所 新研究棟2階、N201室
 演  者 石井吉之
 演  題 融雪を考慮した土壌水分量の定量化とそれを用いた土砂災害発生危険度の判定
 要  旨  by 宮崎嵩之,中津川誠,臼谷友秀
 水文・水資源学会誌,30(2),89-101,2017

 今年3月に発表された、簗場君の修論研究と同じ方向を目ざした論文を紹介する。斜面崩壊や河川洪水等の水文現象を土壌雨量指数と単純にリンクさせるのは難しく、気象庁でも洪水予報用には流域雨量指数を用いている。著者らは気象庁と同じ考え方ながら、自ら提案している熱収支・積雪内浸透・河川流出モデルを用いて土壌水分貯留量という新しい指標を提案し、土砂災害発生危険度の判定に用い、良好な結果が得られた。

 日  時 第2回 平成29年 5月16日(火)10:30〜12:00
 場  所 新研究棟2階、N201室
 演  者 曽根敏雄
 演  題 長野県小諸市の氷風穴について
 要  旨   長野県小諸市氷集落にある風穴群の気温・風速観測の結果を報告する。冷風穴と温風穴に見られる気温変化特性の違いを簡単なタンクモデルで説明する。

 日  時 第1回 平成29年 5月 9日(火)10:30〜12:00
 場  所 新研究棟2階、N201室
 演  者 簗場大将
 演  題 ライシメーターを用いた融雪期の流出予測
 要  旨   融雪期は河川流量・土壌水分量が増加するため、融雪洪水に備えるためにも流出予測は重要である。しかし、積雪に覆われているため、河川・土壌への流入量の測定は困難であり、流出予測は容易ではない。そこで、母子里流域に設置された大型ライシメーターのデータを用い、ピーク流量の簡単な予測を試みた。結果、流出率と流入強度が、ピーク流量予測において重要であることが明らかになった。