オーバーフロー水槽の自作
ここでは,60cm水槽をベースにしたオーバーフロー水槽(上部水槽)の自作方法を紹介します。
この水槽は,
- 強力な濾過能力がある
- 水量が多いので安定しやすい
というメリットがあり,当研究室では,魚の長期観察や,サンゴの増殖など,様々な研究で利用されています。
<準備するもの>
・60cm(60×30×30)水槽
・電動ドリル(ダイアモンドコアドリル 35mm,木工ドリル 40mm),接着剤(シリコーン系シーリング剤,バスコーク)
・塩ビ管(VP20, 外径26mm),塩ビ管の台座
・水槽台(60×31×65)
<水槽の製作>
1. 水槽に穴をあけます。今回は,左より約16cm, 奥から約10cmの部分に穴を開けます。
水槽の左より16cm,奥から10cmの部分にマークし,ダイアモンドコアドリルのガイドを両面テープで固定します。
2. ダイアモンドコアドリルをつかって,穴を開けます。
ドリルの中のスポンジに水を含ませ,ゆっくりと削っていきます。水が飛び散るので,ペーパータオルなどで囲いをつくっておくとラクです。
3. 塩ビ管の台座を設置します。
台座の接地面に,シリコン系シーリング材を塗布し,水槽に接地します。ワインボトル(瓶の底が凹んでいるもの)などで重石をして,1週間乾かします。
4. 台座のシーリングと塩ビ管の接続をします。
台座の淵や,台座と塩ビ管の接続部を,バスコークでしっかりとシールし,1週間乾かします。
5. 水槽台に穴を開けます。
6. 完成です。
[Major Contents]
Welcome English / 日本語
People/メンバーの紹介
Research subjects/研究の概要
Seminar/研究室ゼミ
Prospective Students/学生募集
Fee for Analysis/依頼分析
スポンサー/Sponsorship
[Others]
安定同位体比を用いた研究の基礎知識
海水魚とサンゴの飼育: 概要 と 注意点
水槽の説明と自作 と ギャラリー
コラム:研究者を志す皆さんへ
研究室の写真: Instagram と 写真ギャラリー