大学院・研究員募集

2025年度入学の大学院生を今年も募集します。北の大地で数年間じっくりと腰を据えて冬眠の謎にチャレンジしたい方は、まずは山口までご連絡ください。院試は8月ですが、できる限り早めの連絡をお願いします。特に今回から院試には外国語試験の外部スコア(TOEICなど)が必須となっており、外部スコアをお持ちでない方はタイミングによっては出願が間に合わないことがあります。詳細は次年度募集要項に掲載予定ですので、環境科学院HPの方でご確認をお願いします。

受験希望者の方は一度はラボ見学にお越しくださるようお願いしていますが、遠隔地の方はまずはオンライン面談等も可能です。

また研究員(Post-doc)についても、次年度以降、状況次第では受け入れ可能です。日本学術振興会(通称学振)特別研究員への応募も大歓迎です。学位取得後の研究テーマを探されている方など、冬眠研究に興味がある方はまずは山口までご連絡ください。

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低温研前に春に生えるキバナノアマナ(昨年の画像)

冬眠に入る際にゆっくりと体温が低下することが遺伝子産物状態に影響を与えることを見出した論文を発表しました

冬眠に入る際には徐々に体温が低下していきますが、このゆっくりとした体温低下が細胞や組織の遺伝子産物の状態、具体的には、遺伝子産物mRNAの3’末端長、に影響することを曽根助教が見出し報告しました。

送別会

この春卒業する大学院生の三橋さん・奥津さん、それに獣医学部学生で実験にきていた石本君、技官の延寿さんの送別会を行いました。それぞれの前途が実り多きものになりますように!


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久しぶりに街にでました!



修士論文公聴会・卒業式

環境科学院生物圏科学専攻の修士論文公聴会がありました。奥津さん、三橋さん、2人とも立派な発表でした&最後の追い込み、お疲れ様でした。三橋さんが優秀発表賞を受賞しました、おめでとうございます!

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発表会おつかれさま!(2/13)

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この春の修士号・博士号の授与式後、雪解け目前の低温研前にて(3/25)

京都大学理学部での集中講義

山口が京都大学理学部・大学院理学研究科で2日間の集中講義「冬眠の生物学」を行いました。冬眠研究の歴史から現在の課題まで、まとまった話を聴ける他にはない機会だったのではと思います。私自身の研究の位置付けやこれからを改めて考える良い機会となりました。貴重な機会をくださった川口さん(実は大学の同期)、2日間熱心に聴いてたくさん質問してくれた学生・スタッフ・教員の皆さん、ありがとうございました。



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内容とは関係ない京都の古刹。学生時代はこの階段でダッシュを繰り返していたのでした。不適切にもほどがある!の時代でしたかね。

中川君博士論文公聴会

中川君の学位審査公聴会がありました。北大所属の大学院生としては当ラボ最初の博士号取得者です。新しい研究分野(時間生物学)での初めての論文でしたが、副査の先生方にも貴重なコメントと議論をいただけた、貴重な機会となりました。中川君が真摯に研究に向き合った成果です。お疲れさまでした!

国立博物館発行"Milsil"で冬眠特集を組みました

国立科学博物館刊行の一般向け雑誌 Milsil 97号で哺乳類の冬眠特集を組ませて頂きました。冬眠研究の面白さ、広がりと可能性について、ハムスター、クマ、コウモリ、シマリス、マウスなどの事例から伝わる記事が満載です。ご興味ある方は是非お手に取ってご覧ください。国立科学博物館からまだ購入可能です。

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冬眠哺乳類の低温耐性に必要な因子を発見したプレプリントを発表しました

なぜ私たちヒトなど冬眠しない哺乳類の細胞は10度以下の低温だと死ぬのに、冬眠する哺乳類の細胞は死なないのか?この「低温耐性」に遺伝子から迫る曽根助教らの研究をbioRxiv(注1)に発表しました。

注1:生物系のプレプリントサーバーの先駆け。プレプリントは専門家によるチェック(査読)前の論文のことで、迅速な情報共有に有用です。現在論文は査読有の雑誌で審査中です。

低温研生物系クリスマス会

低温系生物系の交流を深めるクリスマス会を行いました。ひさしぶりの会で皆さん楽しめたようです。準備を手伝ってくれたラボメンバーの皆様ありがとうございました。

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わいわいがやがや

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子供たちもおおはしゃぎ

ゲストセミナー:笠松真吾博士セミナー

大阪公立大学から笠松真吾博士をお迎えして、超硫黄分子に関するセミナーをして頂きました。大変勉強になりました。